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住宅ローンと破産

最近は,マンションの建設が盛況で,岐阜駅周辺にもいくつかマンションの建設が予定されています。

マンションを購入する場合,通常,購入資金の大部分を住宅ローンで賄い,その後返済を行っていきます。

しかし,様々な事情により,住宅ローンの返済やその他の返済が滞り,やむなく破産を検討される方がいます。

その中には,高度障害状態により,就労ができなくなり,収入が途絶えたという事案もあります。

このような場合には,団体信用生命保険により,住宅ローンの残債務が免除になる可能性があります。

「団体信用生命保険」とは,住宅ローン利用の条件とされていることが多く,ローン契約者が死亡したり,高度障害状態(両眼の視力を全く永久に失うなど)になったりした場合に,保険会社から,銀行等に対して,住宅ローンの残債務が支払われる保険です(細かい適用条件は契約書や約款をご確認ください)。

なお,保険の組み方により,死亡・高度障害状態に加え,三大疾病(がん,急性心筋梗塞,脳卒中)や,七大疾病(三大疾病+高血圧性疾患,糖尿病,慢性腎不全,肝硬変)などが保障範囲に含まれることもあります。

この団体信用生命保険により住宅ローンの残債務が免除される結果,その他の債務だけであれば破産を回避でき,住宅を手放さずに済むこともあり,その効果は大きいです。

上記のような理由で破産をお考えの場合には,まずは,団体信用生命保険の加入状況や適用範囲などをご確認されるとよろしいかと思います。

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