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覚せい剤

最近刑事裁判で出廷することが多いこの頃です。

覚せい剤事案では,再犯可能性がないこと(同じことを繰り返さないこと)を当然主張するわけですが,

裁判所を説得するためにはどうすればよいかよく検討しなければなりません。

本人の環境,資力などから,ダルクやNAといった団体での療養や,医学的治療方法などを提案したりするのですが,

やはり,本人に覚せい剤を使った場合の影響をよく勉強してもらうことは大前提なのではないかと思います。

そのため,私は,本人に体験者の方々の本などを薦めて,覚せい剤の理解を深めてもらうことを重視しています。

数多くの案件を取り扱った裁判官からすれば,本人の努力・理解が伴わない上辺だけの主張は見抜かれてしまうことでしょう。