少年事件について
少年事件とは,犯罪を行った未成年に対する,法的手続きのことです。
ここでいう「少年」とは男女の区別なく,20歳未満の人を指します。
少年事件と成人の刑事事件との違いは,手続きの流れだけでなく,その理念も異なります。
成人の刑事事件は,被疑者に対して,裁判所が犯罪を行ったかどうか明らかにし,刑罰を科すことを目的としています。
一方,少年事件は,犯罪を行った少年の更生を目指し,罰を与えるのではなく,あくまで教育や指導を与えることを目的としているのです。
少年事件の基盤となる少年法については,近年さまざまな議論が交わされています。
賛否両論ありますが,少年が一人前の大人になるためになにが必要なのかを決めるのは,とても難しいことだと思います。
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