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死刑制度に関する議論

現在,日本では死刑という刑罰が存在し,死刑の執行も行われています。

しかし,諸外国では死刑制度を置いていないところが多く,OECDの中で死刑制度を置いているのは日本の他に韓国とアメリカのみです。

国際的な流れは死刑制度廃止ないし停止の方向であるといえます。

また,近年,死刑判決がなされた事案につき,確度の高まったDNA検査により再審無罪となったものがあります。

誰でも冤罪により死刑判決が下される可能性があります。

死刑執行されてから冤罪だと明らかになっても,取り返しがつきません。

他方で,被害者の被害感情も考えなければなりません。

死刑制度の存廃は,様々な問題を含む事柄であり,国民全体で真剣に考えなければなりません。

死刑制度の存廃についての日弁連の意見はこちらです。