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訴訟費用の負担

刑事裁判の訴訟費用については,被告人が負担することが原則です。

ただし,貧困のため訴訟費用を納付することのできないことが明らかであるときは不負担となると定められています。

被告人の原則負担である理由は,罪を犯したことために訴訟費用が生じたからです。

訴訟費用には,証人に支給した旅費,日当,宿泊料などありますが,これらの他にも,国選弁護人の報酬等も含まれます。

したがって,弁護士を選任するお金がなくて,国選弁護人が選任された場合でも,訴訟費用を負担することがあります。

被疑者段階の国選弁護人の報酬等も訴訟費用とされており,法律上,検察官の請求により,裁判所が負担を命じる決定をすれば,訴訟費用を負担することになります。

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